羅臼町における深層水の利活用について
羅臼町における深層水利用基本計画
深層水利活用の基本的な考え方として「地域振興」と「基礎研究」をその中心に据えています。
地域振興の視点とは、地域の課題を踏まえ、海洋深層水の利活用を契機として、その解決を図ろうとするものです。
一方、基礎研究の視点とは、海洋深層水が人類共通の循環型資源であるとともに、地域に大きな恩恵をもたらす資源であるという観点から、「知床らうす深層水」の特性や水産利用をはじめとする多様な利活用に関する研究を進めようとするものです。
羅臼町では、地域振興と基礎研究を両輪として位置付け、産官学の連携、ネットワークの形成により、「知床らうす深層水」の利活用を推進することとしています。
「知床らうす深層水」利活用の基本体系
羅臼町における深層水利活用の基本体系は、基幹産業である水産業の活性化を第一義とし、さらには、産業の多様化や地域経済の活性化、雇用機会の増大を図ることも目指しています。
このため、水産業の活性化のため、漁港における水産物の衛生管理のための利用や蓄養や種苗・育成研究といった水産物安定供給での利用、さらには水産加工での利用が深層水利活用の中心に位置付けられます。
併せて、民間企業を中心とした食品加工利用や農業利用、その他多目的利用を進めることとしています。
このページの更新日:2024年2月14日