世界自然遺産「知床」 関連のページ
世界自然遺産に関することについて
「知床」の世界自然遺産登録まで
登録までの経過
羅臼町と斜里町に位置する「知床」は昭和39年国立公園の指定を受けていますが、両町による世界自然遺産登録に向けた検討を始めたのは平成6年の知床国立公園指定30周年が契機で、本格的な検討は平成9年からとなっています。
以後、関係者による国内の世界自然遺産登録地の視察や、登録に向けた住民啓発などの推進運動を行ってきたところであります。
平成15年 「知床」は世界遺産暫定リス…
「知床」世界自然遺産地域の概要
1)区域等
所在地
北海道斜里郡斜里町及び目梨郡羅臼町(知床半島の一部)
面積
71,000ha
保護の担保措置
遠音別岳原生自然環境保全地域、知床国立公園、知床森林生態系保護地域等に指定されている。
(2)共同推薦省庁
環境省、林野庁及び文化庁
(3)自然環境の主な特徴
知床は世界で最も低緯度の季節流氷域であり、海氷に特…
知床の自然の世界的な価値
「知床」世界自然(価値)
オオワシ、オジロワシの世界最大の越冬地で特にオオワシは極東北部のみに生息し、世界に5,000羽前後しかいないとも言われる希少種で、2,000羽以上集まることもある知床は本主の存続に不可欠な地域。
シマフクロウは全世界で北海道と国後島、択捉島、サハリンに200羽余りが生息するだけで、100羽あまりが生息する北海道の中で、3分の1以上が生息する知床は、本種…
知床世界自然遺産登録に関する羅臼町の取組み状況
羅臼町の取組み状況
平成6年
知床国立公園30周年を機に、羅臼町・斜里町により世界遺産登録への取組みを検討しはじめる
平成9年
5月
斜里、羅臼両町助役合意
9月
IUCN世界遺産委員会副委員長(当時ビング・ルーカス氏)斜里町、羅臼町を訪問
…
世界遺産に登録されるまでの手順は
世界遺産に登録されるまでの手順
世界遺産条約に締結している国が自ら世界遺産委員会へ推薦し、審査の上決定されます。
世界遺産に登録されるべき条約を満たしている自然地域や文化財等は、条約締約国自らが世界遺産委員会に推薦します。
日本の場合、関係自治体の同意を得た後、自然遺産については環境省、文化遺産については文化庁が中心となり原案をとりまとめ、世界遺産条約関係省庁連絡会議により推…
世界遺産に登録されるための条件は
世界遺産に登録されるための条件
世界遺産の定義や登録基準、保護・保全の状況が審査の対象となります。
世界遺産に登録されるためには、次の条件が必要です。
遺産条約に示されている自然遺産、文化遺産の定義に該当するもの。
世界遺産委員会により具体的に示された登録基準を一つでも満たすこと。
その文化財や自然地域等が、その価値を保護すべく管理されてい…
「知床」世界自然遺産登録決定町長コメント
「知床」世界自然遺産登録決定 町長コメン
本日19時05分、ユネスコの世界遺産委員会に出席している「高橋知事」及び「岩原議長」から、「知床」が世界自然遺産に登録されることが決定したとの報告をいただきました。
大変うれしい限りであり、この喜びを町民とともに共有致したいと思っております。
登録決定に至るまでの間に、多くの課題もありましたが、地元漁業者をはじめ、町民皆さまのご理解とご支…